2011年8月22日月曜日

原発対策はなされぬまま、「復興」は進む ...


被災地から「復興トマト」=通行人に無料配布-東京 - ジジイ通信
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011082100113

「被災地のトマトを食べて、復興を応援して下さい」。

宮城県も地震被災しているので、なるほど、復興応援となると、確かにとは思います。しかし、宮城の村井上嘉浩(だったかな)知事は「我が県には放射能は降っていないから、放射能を計測する必要は無い」として、放射能を測っていないとか。そうして各地に流通させた、家畜飼料の稲藁からは、高い放射線量が検出され、いわゆるセシウム牛が大量に出たのは、記憶に新しい所です。
そして、今度は「復興応援」として、宮城県のトマトを東京にバラ撒くというテロ活動に出ました。いや、放射能を測っていないのですから、放射能があるのかどうかは判りません。だから、これはテロではないのかも知れませんが、測っていないのだから「ない」のではなく、測ってから「ありませんでした」と言って欲しい。
さて、「おてもやん」村井上嘉浩知事は、ゴミ分別に大変力を入れたという事で、宮城県のゴミ分別推進キャラクタは、おてもやんそっくりと言います。ゴミ分別はしっかりやらないとなりませんが、放射能のゴミは他県の消費者へ、という事で、今回の無料配布をしたという事なのでしょうか。あ、いや、放射能は測定していないから「ない」のでした。申し訳ない。だったら、霞ヶ関にでも持っていって下さいよ。喜んで食べると思いますよ、カンリョーの皆様は。
少なくとも、子供には与えないで欲しいものです。

アーナンダ、ヤンナチャッタ。アーアーア、驚いた !

アシャーイ !!

2011年8月4日木曜日

悲喜交々 (ひきこもごも) ?

東芝が携帯電話事業を富士通へ売却、日立はテレビの自社生産撤退を検討か - Engadget Japanese
http://japanese.engadget.com/2011/08/03/wooooo/

日立は、重電もやっているので、シェアの取れていないTVなんぞは、やらなくてもいいや、という判断なのでしょう。ここは昔からそんな経営だったので、今更驚くには値しません。PCだって、早い時期から撤退しておりましたし。
驚いちゃったのは、東芝。東電に原発を供給している、東芝。それなりに売れているから、富士通と合弁でも携帯をやっていくのか、と思っておりましたが、然に非ず。「選択と集中」という「踊り文句」に載せられて、いよいよ携帯も止めてしまう。過日は、トランジスタの製造もチップ部品にシフトしており、SoCなどは他社から調達するとして、半導体製造も「縮小」に入ってしまった。
とは言え、これも仕方のない所ではあるそうです。先日、知り合いと話しておりましたら、「大手は自分の製品開発の為に部品も内製していた。それが今になっては必要なくなったので、トランジスタも作らなくなった」との事で、なるほど、と思った次第。結局、トランジスタ製造も自社の製品のためにやっていた事であるから、「定番」と言われていたトランジスタの製造も簡単に止めてしまう。まあ、道理ですね。福祉で部品を作っている訳ではないのですから。
しかし、外国のメーカーには、ウハウハ儲からなくても地道に作っている所もある。それだからこそブランドになった、と思うのです。それこそが物作りだったのではなかったのか。所が、わが国のメーカーはシェアを取ったから「もう、オレ達はブランドだ。高級品しか作らないし、売れなければ止めてもいいんだ。だから、庶民はオレ達の製品を買え」。かくして、大手メーカーの作る製品は「競争」に晒される事なく、かつての「トラバント」の様になっていく。
トラバントという車は、当初は先端技術の粋を集めて開発されたものでした。樹脂のボディーも車体を軽量化する手段でしたし、十分な強度を持てるようにと開発した。しかし、以降は「共産主義」の悪い側面で、更なる改良、開発が進められなかった。「うさぎとかめ」なのですね。

ともあれ、東芝は携帯も止めてしまった。次は何を止めるのか。TV、HDDデッキ、ノートPC ... 。止めるものは幾らでもあります。そうして、残るのは何か。おそらく「原発」しかないのでしょう。震度6程度の揺れで簡単に逝かれてしまう程度の軟弱な作りの原発。この地震国で、そういう「やわ」な原発を作り続け、放射能を垂れ流し、この国を「わや」にしてしまう、東芝の原発。東芝の原発。東芝の原発。他にも三菱や日立の原発もありますが、やはり先鞭をつけてしまった、東芝の原発。何度書いても飽き足らない、東芝の原発。東芝の原発。東芝の原発。東芝の原発。東芝の原発。東芝の原発。東芝の原発。東芝の原発。東芝の原発。東芝の原発。東芝の原発。

驚いてしまったのは、Androidスマートブックとして、おそらく世界初登場として良いであろう「Dynabook AZ」という機種です。最近まで知らなかったのですが、Android 2.1 から 2.2 へのアップデートでも「起き上がり問題」という重大な欠陥が放置され、これを解決するのには「ロシアROM」という、ロシアの有志が独自に開発したFirmWareを必要とするのだそうです。これって大変な醜聞ですよ。所が、Abdroid は「オープンソースだからいいんだ」という風潮もあって、東芝は知らん顔。ロシアROMがあるので、ユーザーはこれを使う事で欠陥を保全できるからまだしもですが、おそらく、この件について東芝に問い合わせたら「うるせぇクレーマーが来たよ」とあしらわれてオシマイ。東芝の原発。それは、去りゆくPC事業であれば「ああ、やっぱりね」となるのかも知れませんが、そんな欠陥商品を買わされる方はいい迷惑。それでブランドったって、説得力はありませんよ。
ちなみに、外国では嬉々として販売されているナントカタブレットですか、東芝の。あれについても起き上がり問題があるそうです。国内のみならず、外国にもこうした恥な製品を垂れ流している。東芝の原発。完総理と同じではないの !

で、東芝はもう、民生品では終わった会社となっているので、コレ以上いう事もありませんから、他の会社について。ガラの悪いパゴスを出しているS社について、見ておきましょう。
ガラの悪いパゴスや、キティちゃん電卓などを作っており、「ここはやる気があるのか」と思っておりましたが、最近では「どうなのか」と思えてきたのです。それは、ガラの悪いパゴスも、OSアップデートによって「通常のAndroidマシン」として使えるようになる、Eモバイル向けにAndroidタブレットを出す、など、少々面白い動きを見せているのですね。また、電卓では余り面白そうなものを出さなくなって居りますが、代わりに力を入れているのが電子辞書でありました。最近は携帯も高機能化しているので電子辞書も売上は減っているだろうと思われますが、それでも地道に作っている。結構いいのがあるんですね。少し、感心しちゃった。

でも、経営トップが「これからは日本人社員は要らない、1/5も居れば充分だから、他は外人社員を雇用、世界に羽ばたくのダァーッ」と息巻いて居ります。結果、この会社の製品を買っても、国内の景気には寄与せず、外国に金が出て行く事になってしまう。やはり、ここの製品を買うのは気が進みませんが、それは主観の問題に過ぎませんか。

昨今、「韓国のTVばかりを放映する不死TV許すまじ」という話題がwebで駆け抜けております。元々エセ右翼だった不死TVは、産経新聞の販売店では「世界日報」も売っておりました。だから不死TVも韓国TVを買ってまでして放映した。それは、自国でドラマを作るよりも安く上がる割に視聴率を稼げるからという部分もあり、その意味ではビジネスの見地からそうしたのでした。今や、外国に雄飛しようとしているメーカーの製品を買うのは、この不死TVと同じ事です。でも、多くの消費者は「外国製品は作りが安普請だから」などと言って買わず、唯々諾々と大手メーカーの製品を購入し、海外雄飛を助けている。
まあ、「選択と集中」というビジネスの世界ですから、これもやむを得ない展開なのかも知れません。そんな事で不死TVを見ない様にしよう、という動きも怪しいものです。それに、不死TVはそれこそ広告ビジネスであり「視聴率が全て」ですから、韓国ドラマで視聴率が取れなければ「これは儲からんなぁ」と止めるに違いありません。それよりは、同じく韓国TVを買い叩いて垂れ流しているNHKこそが、こうした運動の標的になるべきものなのです。視聴率とは無関係に受信料が入ってくる「公共放送」こそが、そうした事を率先している。

「国内需要」として、国産ドラマを作れや、昔みたいに。そうすりゃ「パッチギ」俳優も納得するだろうよ。

アシャーイ !!!

2011年8月3日水曜日

平成の「安保反対」

日刊ゲンダイから

泣いても辞められない海江田経産相のジレンマ
http://gendai.net/articles/view/syakai/131802

泣きを入れるのなら、何で、この御仁は辞めないのか。理解に苦しむのだが、それはさておき、そういや、その昔、小沢遼子女史がこの人の事を「江田さんが海に行った様な名前の人」とか申しておりました。江田が海に行った様なのは、元々財テクの人だから、東電株の事を心配しているため計算大臣になって、株価の計算。だから、経産省の言いなりの政策しか進めない。所が、江田にしても、今日では「江田が海に行った」のと程度は同じ。何せ、江田も東電の株を持っているのだとか。そりゃー、東電の株が値下がりしては、困っちまうよねぇ。

ジャーナリズムというのは、色々な所から距離を置かないとならない。そうでないと、公正な批判も出来なくなってしまう。先日、あるジャーナリストの遺族が、相続税を支払っていなかったとして国税から文句を言われたとか。それで、一部マスコミも「ジャーナリストの資産の中身」などという報道をしておりました。ジャーナリストといえども、全く食うに事欠いてはやっていけません。ある程度の資産も持っているでしょう。しかし、江田何某は、その私欲のためだけに、資産の目減りを回避するためだけに、国民に付託された権力を用いている。はっきりいやぁいいんだ。「オレも海江田と同じ銭ゲバだ、オレだけ儲からりゃあいいんだ。国民のクズ共」と。

まあ、現内閣はこうした手合ばかりなので、これ以上言っても始まるものでもありませんから、それは飽きた。で、そういや、こういう手合の中には昔、学生運動とかしていたのもいるんだそうな。「安保反対」とか。今日では、資産の目減りを恐れる政策しかしない手合ですが、当時は「かくあるべき」で学生運動とかやっていた。それは「若気の至りであった」と気付き、今日では多くの学生がカンリョーになったりして、今日の「霞ヶ関」を運営している。そして、カンリョーになり損ねた手合は総理や大臣になって、カンリョー政治を進めている。奇しくも、官総理は学生運動で「弁当配り」をしていたとか。今日は弁当ならぬ霞ヶ関の「資産」である「国家予算 (=税金)」を国会で承認させる「だけ」の仕事をしている。学生時代の弁当配りと変わりませんな。

で、こんな記事もありました。

原子力安全・保安院 全員クビ退職金ゼロにしろ
http://gendai.net/articles/view/syakai/131803

原子力安全・保安院ちう所は、「原発が安全かどうかを調べる所」だった筈。しかし、原発は国策だから「基本はオッケー」でやって来てしまった。なんたって、経産省の内部機関だから。そりゃー、無下にはしませんですよ。しかし、あんまりヤバかったら、それなりに注意喚起していたのだと思いますよ、当初は。所がずっと大丈夫で来ていたので、その内「オレらの仕事って、もしかして<原発は安全って喧伝する>事 ?」と勘違いしてしまった。だから、こんな事までしてしまった。

本来ならば「放射能がまき散らされてしまっては国民生活に重大な毀損が生じる」から「原発が安全かどうかを調べる」のが、組織自体がインサイダーにあるから「カンリョーのために安心、安心と喧伝するのが仕事」になってしまった。まったくもって、薬害エイズの構造。

こんな組織も未だに存続しており、官総理は「放射能被害はない」という考えらしく、放射能農産物などを未だに野放し。先ずは、国民としては「原子力安全・保安院、反対」、平成の「<安保>反対」から始める必要があるのかも知れない。

アシャーイ !