2011年3月29日火曜日

まだ、原発は続くのか

先頃の大地震で、福島の原発は非道いことになっていて、未だに余談を許さない状態が続いています。
この報を受けて、原発関連株は下落したとの事ですが、一方、原発の「信頼」を回復したい東電、カンリョーの皆様は「やはり原発一番」とばかりに、福島の原発も「モッタイナーイ」とばかりに海水の注入が遅れてしまい、今日の人災を招いたそうです。事件の早期には米軍が「ホウ酸水を投入しようか」と申し出てくれたそうですが、これをやると原発が廃炉になってしまうとかで、官のバカ垂れはこれを聞き入れなかったとか。

原発は地震、津波に大変弱い、こんなものを使っていたら、もっと大きな災害になるであろう事が明らかになったのですが、カンリョーの皆様はマスコミなどをフル稼働して、福島原発の現状などの情報を隠し、放射能の危険性などの情報も余り言いたがりません。えだのくんなんかは、東電から聞いているヤバイ情報がしこたまあるのに、それを公言できないから、そうした情報が耳たぶに溜まってしまい、あんな耳になってしまった。

さて、原発災害侵攻中の最中、こんなニュースがあります。

東芝、PC事業とTV/レコーダ事業を統合 〜 地域別組織に再編 - PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110328_435625.html

東芝は、これから売れてもおかしくないTV/レコーダー事業とPC事業を統合するのだそうです。一体、どうしたのでしょうか。
東芝といえば、日立・三菱と並んで原発の御三家です。先頃はウェスティングハウスも買い上げ、「これから原発ダァーッ、」と息巻いていたその東芝ですが、原発がこんな事になって株価は下落、果たして原発なんてやっていられるのか、と思っておりました。しかし、その東芝が打ち出した手といえば、こんな話。
東芝は先頃、システムLSIの開発、製造を自社ではやらず、Samsungなどに委託する方針を出したそうです。「アウトソーシング」とかいうと何だか格好いいですが、実の所、原発に経営資源を集約するため、こんな事をやっていたのではないか。また「定番」と呼ばれていた2SC1815/2SA1015をはじめとするトランジスタなどの半導体も製造終了を打ち出しております。チップ部品にシフトしているから、とか言われておりますが、実の所は「半導体は余り儲けがないしぃー、やっぱ、これから原発じゃん」みたいなノリで、こうした方針を打ち出してきたのではないか、と。
PC事業とTV事業の統合なんて、何かおかしい。そりゃあ、最近のTVも高度にIT化が進んでいるのでしょうが、統合までする必要があったのか。しかし、東芝の社内事情では、それがあった。やはり「原発への経営資源の集約」これでしょう。

マスコミも「原発は問題ない。ダイジョブ、ダイジョブ、グッジョブ !」と囃しております。それは、東電という巨大スポンサーが「まだまだ原発をやりたい」という現れでもあり、マスコミはその路線に従った報道しかしていないとか。で、東電も東芝も、「まだまだ、原発、いけるじゃん」と思ったのかも知れません。それで、こんな事業統合の話を言い出した。
しかし、原発をこのまま続けるとなると、いずれ彼らは「テロ組織」となります。

そういや、与謝野何某とかいう死にかけのバカ代議士がおりました。相変わらず死にかけな事を言っていますが、この御仁、昔はテロ組織オウムの販売したPCを嬉々として使っていたそうな。当時は与党・自民党の代議士であったので、そうしたテロ組織の販売するPCであった事は知っていた筈。なのにそれを嬉々として使っていた。この男、テロに関与しているのか。そして、官総理は、その男・テロリストにつき、を「私と同じ、欲似ている」と内閣に迎え入れた。やはり、官もテロリストなのかね。未だに災害支援の物資が行き届いていない地域もあり、半径20~30kmの市民については「自主避難ってことで、夜炉死区」とは。これが「市民活動家」とかいう物ですから、飽きれて物も癒えん。

「原発がないと、電気が来ないよ。しかたがないよ」というのは、恐らくウソです。
未だに家庭への電気は「電灯線」という物言いをします。これは、その昔、家庭で使う電気は「電灯」くらいしかなかった頃の名残りですが、未だにそう言っていられるのは、法人が使う「動力線」に比して、家庭で消費される電気の割合は、それほど多くないからです。もちろん、昔に比べれば、家庭で使う電気も増えているのは間違いありません。しかし、絶対的に足りないというほどではない。実際、明日の03/29には、計画停電を行わないと言うではありませんか。東北地方の工場も、そろそろ操業を再開するというのに。それに、一時的でも火力などを使えば、必要な電力は調達できると言います。壊れて使い物にならない「もんじゅ」も廃炉にすれば、それを冷やす電気も浮くでしょう(それほど大きいものではありませんが)。原発がないと電気が来ないぞ、という電気会社の脅しです。それこそ、政治主導でやれば済む話です。所が、官はテロリストなので、こうした話にはならない。それが判って来たので、東芝も「事業統合」話を出してきた。

原発、原子力発電、なんて格好いい名前ではありますが、実際には原子火力発電なのであって、要は放射能でお湯沸かして、蒸気でタービン回している程度。二酸化炭素は出ないかもしれないが、排熱も大きく、二酸化炭素の代わりに放射性廃棄物が出るのですから、一時的にせよ火力に替えてもバチは当たらない筈。二酸化炭素は植物がある程度吸収し、それは植物の成長に資するが、プルトニウムは間違って取り込む事はあっても、結果、生物にとって困った事になるのです。

東電以外にも原発を推進している電気会社は日本中にあります。発電は結構だが、原発という馬鹿げた仕掛けで発電するのは、どうか止めて戴きたい。

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