エコポイントも半減し、最近は余り売り上げが芳しくない薄型TVですが、この先、どこまで売れるのでしょうか。
地デジ対応とあって、昨年末にはエコポイント効果もあり、割合売れた様です。今年はいよいよ地上波アナグロ放送が終了、地デジ対応の薄型TVでないとTVが見られなくなるとTV局は一生懸命脅しております。所が、薄型TVの値段は、思ったよりも下がって居りません。それは「最新の技術成果が採用されているから」などの理由もあるのでしょう。
地デジ対応機器の普及は、実の所かなりの普及率であると言われております。最新の技術を採用した高度で高価な製品を買う人々は、既に購入しているのです。ですから、この最終局面においては、より低価格の薄型TVを投入しないとならない筈なのです。
半年近く先に地上波アナグロ放送が終了すると言っても、未だに地デジ未対応のブラウン管TVでTV放送を見ている人にとって、綺麗な画面というのは、それほど重要ではありません。しかし、国内メーカーは「余り美しくなくても、代わりに安い」という製品を出す事もしておりません。海外のメーカーの方が一生懸命です。ですから、海外製の薄型TVの方が売れそうなものですが、意外に、量販店でもこうした製品を目にする事がありません。量販店も既に、大手国内メーカーの「ショウウィンドウ」と化しているので、そうしたものを目にする機会は少ないのだと言います。
海外では、国内有名ブランドの薄型TVよりも、低価格でそれほど高性能ではない薄型TVが飛ぶように売れていると言います。そうした話が余り伝わらないのはどうした理由なのかは良く判りません。
NHK辺りは、本当に多くの視聴者が地デジに移行してもらわないとならないので、一所懸命な様です。それが証拠に、7月1日から画面の1/9の大きさでデカデカと「これは地デジ、もうすぐ見られなくヨーン。早く買い換えろ、スカども」とか出すとの方針だそうです。でも、一方で、ケーブルTVの利用世帯は意外に多く(全視聴世帯の2割以上とか)、ケーブルTVでは地デジを受信して地上波アナグロで配信するという事もやる場合が多く、こうした世帯はすぐに移行する事もないので、実態としては余り差し迫ったものではない、という事情もある様です。
これって、薄型TV詐欺だったのではないか。「オレオレ、地デジだよ。薄型地デジ対応TVに買い換えてくれ」。そんな事なのか。もちろん、実際に地デジには移行する積もりなのでしょうが、チューナーを買えば地デジを視聴できると言う話は当初、余り聞かなかった様に思います。
貧乏な当方の様なものにとってはTVは重要な娯楽でありますが、一方、最近では携帯電話もかなり普及しており、TV以外での娯楽もかなり増えて来て、TVの視聴率も全般に下がっていると言われております。それは市民に対する言論の影響力の低下でもあります。TVメディアは大威張りで、この「大きな声」を使って来たのですが、今になって大きな声も張りを失いつつあり、コレはアカンとばかりに「地デジに移行せよ !」と常に表示する始末。
そういや、原口・元総務大臣が「クロスオーナーシップ制度はどうなの ?」と言っておりました。新聞によるTVの事実上の支配です。かなり昔に、アメリカのメディア王だったが某TVを買収しようとしましたが、その時は結局そうなる事はありませんでした。しかし、TVの実質的な支配をしている新聞の朱筆を工作員にするという方法で、TVメディアを使える様にしたのでした。そこで原口氏が「どうなの ?」と言ったら、クビ。代わりに首相の座に就いたのが、余りやる気のなさそうな人で、この先、どうなっていくのか。
アシャーイ !!
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