2011年1月31日月曜日

「おとなしい学生は採らない!」そうだ、富士通は

おとなしい学生は採らない! 富士通、一芸採用枠3倍に - asahi.com
http://www.asahi.com/business/update/0130/TKY201101300163.html
2011年1月31日5時16分

 志望動機は不問。おとなしい学生は採りません——。富士通は2012年春入社の新卒者採用で、スポーツや社会貢献、勉強、起業などで実績をあげた学生を約30人採用する。幅広い人材を確保するために一芸に秀でた学生を特別枠で迎え入れる。

 富士通は「一芸採用」を昨年始め、応募した約380人のうち12人が内定した。シンクロナイズド・スイミング日本代表キャプテンや、大学を休学してJリーグクラブの観客動員増に貢献した学生、学生囲碁2冠、複数のビジネスコンテストで入賞した外国人らが今春入社する。これまでの選考方式では富士通を志望しなかった学生層を獲得できたため、採用数を3倍に拡大。2月から募集する。

 面接では、あえて志望動機を問わず、学生時代に打ち込んだことや、物事に挑戦する気概を聞き出す。豊田建・人材採用センター長は「会社のビジネスが変化しているので、周囲を巻き込んで物事を動かせるチャレンジ精神の持ち主が欲しい」。

 こうした採用はソフトバンクも昨年始めた。「組織になじめなくてもいいから、挑戦する若者が欲しい」(広報)ためだ。「自分がナンバーワンだと思うこと」をアピールしてもらう。すでに事前登録を締め切った12年春の新卒者採用では800人が応募。採用数は未定という。(橋田正城)


でも、富士通って確か「成果主義」の会社だったような。こうした「一芸社員」を採って、どんな成果を上げろというのか ? シンクロ一番とか、イベント業で一番とか ? 昨今、スポーツクラブの廃部を進める会社が多い中で、こうした人材を雇って、それでもそうしたクラブを作るでもない。何を意図しているんだか。まあ、こうして採用した人材ならば、簡単に首切りも出来るでしょう。それほどまでに「社員はいらない」という事ですかね。
まあ、富士通ほどの大手ですから「本当に出来る社員しか欲しくない」という横柄な口をきくのは判らないでもありませんが、それでももう少し人数を採ったらどうか、などと考えたりもしますが。30人も「首切り」人材を確保したという事で「これ以上は無理でっせ」。

某社はこうした記事を得々と取り上げておりますが、そういや某社の何とか言う名物コラムですか、あれって最近はどうなっておるのですかね。某社も受験産業、就活産業と成り下がっておるので、こうした記事を得々と取り上げておるのであって、これって、記事の形を取った「企業イメージ広告」ですよ。

昔は、日本も「電子立国」などと言って、喜んでおりました。実際、色々な本を見ますと、確かに先人の努力があって、実に様々な製品を開発、販売していたのです。それは、消費者に対して「こんなおもしろい製品を作ってみました。色々と便利です。一生懸命、安く作ったので、使って見てください」という努力ではあったはずなのですが。大手メーカーはシェアを取ってしまって、その巨体を支えるための経営しかしておりません。だから「外国に出て行って、海外の安い賃金で工場を動かしてウハウハ儲けたい」となり「官総理、法人税減税お願いし末世」と言い出す始末。もう、こうした大手メーカーは「国内需要に貢献しない」のですから、安心して海外雄飛でもして欲しいものですが、それで消費税を17%にされてはたまったもんじゃない。しかも官総理はこれを唯々諾々と受け入れ、6月にもTPPと一緒に実行する構え。そういや現場国家戦略担当の声に「法人献金もやって、もう議員もウハウハっしょ」というのがありました。小沢氏の事を「政治とカネ」としきりに言っておりますが、この言葉を聞けば、官政権が「誠司とカネ」なのであって、もう、官政権には期待できないのです。

「やりたい放題の会社の製品はいらない !」と言ってやらないとなりませんよ、消費者は。

アシャーイ !

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