ようやく、重い腰をあげた、のでしょうか。
浜岡原発、全面停止へ 首相が中電に要請 - 中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011050790002447.html
今回は、福島の原発も「津波でヤラレタ」とか申しておりましたが、実際には震度6程度の揺れでガタピシ逝ってしまったとか。似たような原発が日本中で稼働しており、密かに地震の到来を待っておったわけですが、少なくとも浜岡だけは、少し先延べになった、という事です。この調子で「地震に滅法弱いの、ワタシ」原死力発電所は、取り敢えず稼動を停止して欲しいもの。
しかし、過去の与党として、今回はこうした事態に遭遇しなかった某党では、こんなのんきな事を申しております。
与野党反応 自民・石原氏「電力供給はどうなるか」 - MSN
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110507/stt11050700540002-n1.htm
大体、オマイラが原死力を推進したんじゃね ? 丁度良い時期に野党に転落したもんだから、言いたい放題。昔、左翼政党が「共産圏の原爆は正しい」と言ったのと同じ。野党だから、与党の足を引っ張るだけ。これが「政権担当能力」という空虚な言葉の正体ですよ、情けない。もう少しマシな事も言えない。大体、ちょっと揺れる程度の地震で使い物にならない原発だから、今は止めろと言っているだけの話。それを「電気はどうするんだ」だって。そんなものは、電力会社に言えよ。そんなに原死力が好きな電力会社なら、もう少しマシな、地震にも強い原発を作るとか考えるでしょうよ。そういや、この赤ら顔のボケは「原宿も危険地帯」とか言っておりましたが、今度は放射能を日本中にバラ撒いて、日本中が危険地帯、さぞかし満足かも知れませんよ。バーロー。そんなにテロが好きなのか。それで「原発推進」なのか。
でも、今回の浜岡原発も、これで「諸手をあげて、官さんバンザァーイッ」と喜んで良いものか。未だ、福島では、放射能で汚染された地域からの学童の疎開も行われておりません。また、放射能で汚染された農産物の出荷を、「基準値を上げる」事で許している。これでは、第1次産業が可哀想です。あまりに哀しい。国民の健康を支える農産物が、健康被害の尖兵と化してしまった。本来ならば、農産物はテロ企業・東電に全量買い取らせて、所得補償すべきものでしょう。実際、東電にはそれだけのカネもあり、責任もある。所が、財界のイヌ・原葉とかの声を聞いているためなのか、そうした政策は未だに打ち出さない。学童疎開もない。そもそも、児童に対する放射線許容限界基準の引き上げは、未だに戻していない。
今回の「要請」は、飽くまでも要請以上のものではなく、強制力はありません。また、浜岡は既に「停止状態」。なら、「これくらい言ってもいいんじゃね」と思ったのか。それに、夏になって計画停電でクーラーがつかないとなれば、やはり「原発でもいいから電気をくれ !」となる、そういう打算があるのか。
それに、官総理の施策に懐疑的な人たちも、来週からは政権批判を本格化すると言っており、そうした向きへのアピール、それだけなのかも知れない。
もう少し、成り行きを注視したいものです。
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